吹屋ふるさと村

この吹屋ふるさと村は、高梁市吹谷伝統的建造物群保存地区に指定されています。

面積は、約6.4ヘクタールあります。

国選年月日は、昭和52年5月18日になります。

吹屋

吹屋は、標高約550メートルの山間に位置し近世以、降銅山で発展し

さらに、ベンガラで繁栄して財を成した地域です。

この地域一帯は、中世以降、銅の産出で知られ江戸時代に入ると、吉岡銅山と呼ばれるようになり

元禄期には泉屋(住友家)、享保期には地元の大塚屋が経営を行なっていました。

明治時代になると三菱の岩崎弥太郎によって、近代的経営が行われ、明治時代末期から大正時代初期には、日本三大銅山の一つに数えられていました。

吹屋ふるさと村

吹屋ふるさと村

蕎麦屋

吹屋ふるさと村の駐車場付近にある、蕎麦屋さんは、500円で蕎麦等が食べられます。

そして、なんだか懐かしさを感じさせる、店内は昔の温もりさえ感じられる気がします。

吹屋ふるさと村

ここでは、私がざるそばを注文して

続いて、僕が山菜うどんを注文

そして、うちのチビちゃんがカレーうどんを注文

吹屋ふるさと村

そういえば、カレーうどんが甘口で子供向けの味でホッとしたよね

それは安心したよね♪

吹屋ふるさと村

ここでは、夏かき氷を出していた気がするんだよねぇ〜

それなら、記憶が確かか今度は夏に吹屋ふるさと村へ行ってみようか

うんうん、そうすると確認できるねぇ〜♪

それと、次に吹屋ふるさと村へ行くときは、燃えよ剣の映画をDVDで見た後がいいなぁ〜♪

そうだね、次に行くときは映画を見てからでもいいね♪

吹屋ふるさと村

吹屋ふるさと村

ベンガラ

また、江戸時代中期からはベンガラの生産が盛んとなり、銅山と共に地域独自の産業として隆盛を極めました。

ベンガラは赤色顔料で、経年変化に強く古くから『九谷焼』『伊万里焼』などの陶磁器

『輪島塗』などの漆器、また衣料の下染め・家屋・船舶の塗料などに使われ

こうして吹屋は、昭和40年ごろまで日本有数の良質なベンガラの産地として大いに繁栄しました。

吹屋ふるさと村

これらの産業を、背景とし銅山の間歩(坑道口)近くに坑夫集落ができ、江戸時代中期から後期にかけて

街道沿いに街並みが形成され、現在もその面影を色濃く残しています。

吹屋ふるさと村

屋根は褐色の石州瓦で葺き、土壁は赤土を使うことで薄い紅に色づき、格子もベンガラ塗りにするなど

優れた意匠の町家が多く、周囲の自然環境と共に特徴ある町並みを構成しています。

こうして、昭和52年(1977年)に全国で8番目となる重要伝統的建造物群保存地区に選定され

それ以降、吹屋町並み保存会により、町並みの保存活動が積極的に行われています。

旧片山家住宅 (重要文化財)

旧片山家住宅は、平成14年に所有者から成羽町(現高梁市)へ寄贈を受け

重要伝統的建造物群保存地区の中核的な建物として、平成15年から平成21年まで保存修理を行いました。

吹屋ふるさと村

全ての保存修理完了を機に、平成22年4月から全体を公開しています。

この片山家はベンガラの製造・販売を手掛けた老舗です。

その家屋は、ベンガラ屋としての店構えを残す主屋と共にベンガラ製造に関わる付属屋が立ち並ぶ

「近世ベンガラ商家の典型」として高く評価され、平成18年12月に国の重要文化財に指定されました。

吹屋ふるさと村

実は、この片山家(胡屋)は、宝暦年代(1751年)に本格的に起業した、初代胡屋朝次郎以降

10代およそ250年間ベンガラ窯元として稼業を続ける傍ら、地域に貢献をした名家です。

昭和46年(1971年)に廃業するまで、長い間盛業を続け、災害にも遭わずに伝えられ

広大な遺構はベンガラ家内工業・ベンガラ問屋店舗・諸道具資材格納庫及び

日常生活住居区域に大別されています。

主屋

また、母家の住居生活部分には、豪華な重ねたんすをはじめとする高級家具や

和洋の什器類をはじめ、櫛・髪飾り等の美容装身具・蓄音機・カルタ・将棋盤など

幕末以降の近代庶民文化の変遷を、偲ぶことができる民俗資料が溢れています。

書類・娯楽

また、明治以降発刊の学校用教科書・参考書類も小学校のみならず旧制の中・高等教育教科書も

併せて200冊以上、さらに戦前戦後の娯楽・スポーツ雑誌類を合わせて

およそ500冊が保存されています。

美術

さらに、頼山陽・長三州・山田準・九谷庄三など

幕末から明治の著名な学者や美術工芸作家の手による書画骨董品も数多く

とりわけ表玄関宝蔵入り口にあった掲額「松根舎」は山田方谷が揮毫したもので

当主と方谷との親しい交わりをしのばせる往復書簡類も多く残っています。

幕末には名字帯刀を許され、村庄屋や村長など、村役として地域に貢献した名家ですが

当時の日常生活の所蔵品からは、武家社会の骨格を保ちながら教育教養を怠らず

文明開花の波を受け入れ、自由を謳歌した骨太で進取的なベンガラ豪商の優雅な暮らしを

うかがい知ることが出来ます。

続いて、旧片山住宅の建物

赤い石州瓦で葺かれた2階建(1部3階建)の主屋は、江戸時代後期に建てられ

のちに、江戸時代末に仏間、明治時代には座敷が増築され

片山家がベンガラ商いによって隆盛していく様子を今に伝えています。

また、通りに面した外観は、一階に腰高格子を飾る袖壁や繊細な出格子を配し、2階を海鼠壁で仕上げるなど

吹屋の街並みの中でも、ひときわ意匠を凝らしたつくりになっています。

そして、内部は一階を店舗や接客の場にあて、2階を寝室や物置に使用しています。

接客の場である座敷には、銘木がふんだんに用いられるとともに、美しい電灯や見事な欄間

優れた意匠を持つ釘隠しや襖の手引きなどにも見られます。

また、通り土間に面した店の間や台所などは、当時の商家のたたずまいを良く伝えています。

このように旧片山家住宅は、吹屋ベンガラが栄えた江戸時代後期〜明治時代の屋敷構えを

良く残しており、吹屋の歴史的な町並み景観を語る上で欠くことのできない存在と言えます。

次に、料金と詳細です。

料金と詳細

重要文化財 旧片山家住宅 住所:岡山県高梁市成羽町吹屋367

入館料:大人500円、小人250円

開館時間: 4月~11月 10:00~17:00 ※両館とも毎日開館 12月~3月 10:00~16:00 ※郷土館は土日月祝のみ開館

休館日:12月~3月 火水木金 ※郷土館のみ、12月29日~31日

吹屋ふるさと村周遊券:大人1000円 小人 500円

そして、吹屋ふるさと村を見て回るなら周遊券がお得です。

周遊券:広兼邸 笹畝坑道 旧片山家住宅 ベンガラ館が見て回れるセット内容になっています

ベンガラ窯元

大塚・広兼・長尾家が窯元としてベンガラ仲間の株を長く持ち、名字帯刀を許されるまでになりました。

次に、長尾家(本長尾)

長尾の総本家で、ベンガラ窯元の一軒です。

江戸期には鉄・油等の問屋で、酒造業も営んでいます。1700年代末頃の建築で

現在の建物は幕末から明治・大正頃の増改築したものです。

切妻型の妻入形式で、左側にくぐり戸付きの長屋門を持ちます。

入り口中央の柱に牛馬をつなぐ丸い金具がついています。

そして、現在喫茶楓として営業中「サイフォン」一杯仕立Coffee

高梁紅茶 ココア 400円で飲めます。 フルーツジュース400円

手作りケーキ450円 ケーキセット750円となっています。

続いて、吹屋のロケ地(燃えよ剣)

① 吹屋の町並み

ここでは、甲源一刀流六車道場、お雪の家がある宿場として登場しています。

撮影時には通りに砂を撒き、美術装飾を施して撮影をされました。

吹屋ふるさと村

② 郷土館

お雪の家として登場しています。格子越しに見える町の賑わいも見ものです。

③ 旧片山住宅

小路枡屋として登場しています。

④ 広兼邸

土方の姉、のぶの夫である日野宿名主・佐藤彦五郎の屋敷として登場しています。

土方がまげを切るシーンが撮影されました。

まだ、この映画観てないんだけど、観るときにはチェックしながら観るのもいいね

そうだね、旅の思い出と共にチェックしながら見るのも楽しいかもね

次に、旧吹屋小学校

こちらは、令和4年4月21日から開校になり、内覧ができるようになるそうです。

今回は、写真が外観のみとなります。

続いて、旧吹屋小学校とは

吹屋小学校(旧吹屋尋常高等小学校)は、吉岡銅山本部跡地の寄附を受けて

明治33年(1900年)に東西2棟の平家校舎です。

その後、明治42年(1909年)には二階建ての本館が建てられました。

そしてこの学校は、白く塗装された洋風の本館の左右に和風建築の東西校舎が並び立つ

当時としては珍しい和洋折衷のモダンな建物で、町予算の数倍という巨費を投じて建設されました。

こうして、銅やベンガラの生産で栄えた吹屋の財力と、教育にかける地域の人々の熱意を伝えるものとして、大切に保存されています。

続いて、動画

次に、写真と説明を楽しんでいただきながら、動画でもベンガラの街 吹屋ふるさと村を

さらにお楽しみいただけたら幸いです。写真では伝わりづらいものも

動画をご一緒に見ていただくことで、さらにより一層旅気分を味わっていただけると確信しています。

そして、旅先での思わぬハプニングなどもあったり、暖かい店員さんとのやりとりなども動画の中にあります。

当サイトは、YouTubeチャンネルもありますのでぜひ見に来てください。

YouTube名は【はじめっちチャンネル】です。記事と合わせて投稿していることもあります。

写真や文字だけでなく動画でも、楽しめるように頑張っていきます。よろしくお願い致します。

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